東和ハイシステム、AIと音声でサブカルテを入力・検索できる歯科医院向けシステム

東和ハイシステム(岡山・岡山市)は8月22日、歯科医院向けに、AI(人工知能)と音声をテキスト化する機能を搭載したサブカルテの入力・検索システム「AI・音声サブカルテ(Sub Karte-Voice)」を8月29日から販売すると発表した。

「Sub Karte-Voice」は、歯科医院が使用している独自フォーマットのサブカルテをiPadのアプリにデジタルデータで取り込み、AI音声認識と音声活用ソリューションの音声テキスト化機能を連携することで、院内に加え、訪問診療先でもAIと音声で入力と検索、情報共有ができようにしたシステム。AI音声認識技術は日立、音声活用ソリューションは日立情報通信エンジニアリングのソリューションを活用した。

「AI・音声サブカルテ(Sub Karte-Voice)」の利用イメージ
「AI・音声サブカルテ(Sub Karte-Voice)」の利用イメージ

東和ハイシステムによると、歯科医院で患者情報を共有するためのサブカルテには、手書きのメモ用紙が多く使用されているが、紛失、置き忘れが多い、保管する場所がないなどの問題があり、多くの歯科医師がサブカルテのデジタル化を希望しているという。そこで、同社では、その課題解決で、AIと音声を活用したサブカルテをデジタル化するシステムを開発した。