千曲荘病院、コア・クリエイトの電子カルテ「カルテMan・Go!」導入 入院時業務を標準化
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千曲荘病院(長野・上田市)
医療システム開発のコア・クリエイトシステム(宮崎・宮崎市)は10月7日、千曲荘病院(長野・上田市、230床)が、同社の電子カルテシステム「カルテMan・Go!(マンゴー)」を導入し、7月1日から稼働を開始したと発表した。すでに入院時業務の標準化や、レセプトコンピューター(レセコン)との連携による事務負担の軽減などの効果があったという。
「カルテMan・Go!」は、診療記録の作成や患者情報の共有などを支援する病院向け電子カルテシステム。患者情報を時系列で1つの画面にまとめる「オーバービュー」や、多職種間の連絡に使うメッセージ機能を備える。
よく使う内容をひな型として登録するスタンプ機能で入力を効率化できるほか、職種や業務に合わせて画面構成を切り替えられる。PCに加え、タブレットやスマートフォンにも対応する。
同院が導入した「精神科Man・Go!」は、「カルテMan・Go!」に精神科診療に特有の業務や運用を支える専門機能を加えたシステム。
クリニカルパス(診療計画書)や多職種連携など、総合電子カルテとしての機能と精神科向け機能を1つのシステムで利用できる。精神科向け製品の導入は、千曲荘病院が2例目になる。
千曲荘病院は、精神科救急、精神療養、認知症治療を担う精神科病院。同院では旧電子カルテシステムのサーバー老朽化や保守契約の期限に加え、開発元の体制変化で、運用上の要望に応じた修正・改善が難しくなっていた。
今回のシステムの更新では、「カルテMan・Go!」の総合電子カルテとしての機能と、精神科の専門的な運用を支える機能を両立する点を評価した。精神科向け機能の拡充や、継続的な開発・改善への期待も導入の理由となった。
導入後はクリニカルパスで入院時に必要な作業を一覧で確認できるようになり、入院業務を統一化できた。その結果、担当者の経験や知識に依存せず業務を進めやすくなり、看護部門からは業務の抜け漏れ防止や標準化につながったとの評価が寄せられたという。
システムはレセコンとも連携。連携後はマスター整備の工程を簡素化し、作業時間と手間の削減につながった。また、スタンプ機能で定型的な内容を入力しやすくなり、特に若手スタッフの入力スピードが向上したという。さらに、外来管理日誌や病棟管理日誌も、電子カルテや勤怠システムの情報と連携することで、手入力の負担を軽減した。
コア・クリエイトシステムでは今後、電子カルテ情報共有サービスへの接続対応など、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の制度対応も進める。11月をめどに、電子カルテ情報共有サービスの接続可能ベンダーとして厚生労働省のポータルサイトへの登録を予定している。