ウィーメックス、既存PCとタブレットを端末利用可能なクラウド薬歴共有サービス
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電子カルテシステムなどを手掛けるウィーメックス(東京・渋谷区)は10月24日、クラウド型の薬歴共有サービス「Pharnes Link(ファーネスリンク)II」の提供を10月28日から開始すると発表した。
「Pharnes LinII」は、薬局向けクラウド型薬歴共有サービス。薬剤師の人数と薬歴端末数の不均衡による業務効率の低下や、在宅医療市場への薬局の進出など、薬局内外での運用ニーズに対応する。サービスは、ソフトをインストールするだけで、在庫管理や事務処理などで使用するPCやタブレットを薬歴端末が利用可能。
オンプレミスとクラウドのハイブリッド型システムで、インターネット環境があれば、訪問先や在宅勤務時でも利用できる。また、クラウドで約1年分のデータをバックアップし、常時薬局内のオンプレミスシステムと同期するため、システム障害や災害時でも薬歴の運用継続が可能。
「生成AI薬歴入力支援サービス」の利用も可能で、薬剤師は薬歴作成の時間を削減できる。料金は、インストールする端末数ではなく、同時にアクセスする端末数で決まる従量課金制。利用実態にあわせた契約変更にも対応する。
ウィーメックスでは、「Pharnes LinkII」の提供開始に合わせ、対応する電子薬歴システム、医事一体型電子薬歴システム、「Pharnes LinII」のパッケージ「PharnesX Hybrid Cloud(ファーネスエックス・ハイブリッド・クラウド)」も発売する。