ロジロジ、生成AI薬歴アシスタントの処方データ連携技術で2件目の特許
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薬局向けAI(人工知能)エージェント開発のロジロジ(茨城・つくば市)は4月6日、生成AI薬歴アシスタント「ピアス」で、処方箋に記載された医薬品名と服薬指導の会話内容をLLM(大規模言語モデル)に入力し、SOAP(主観、客観、評価、計画)形式の医療文書を自動生成する技術に関する特許を取得したと発表した。
同社はこれまでも、服薬指導など医療従事者と患者との会話データと、処方履歴の医薬品データを含む医療データをLLMなどの学習モデルに入力し、医療文書(SOAP形式の薬歴など)を生成する技術で特許を取得している。2件目となる今回の特許技術では、医療データとして処方箋単位での医薬品名と服薬指導の会話を対象とした権利を取得した。
特許技術のユースケースとして、1件目は、薬歴システムが持つ患者の処方履歴を参照して薬歴を生成する場合を想定。薬歴システム内の蓄積データを活用し、服薬指導内容をSOAP形式に生成する実装で活用する。
一方、今回の2件目では、レセプト(診療報酬明細書)コンピューターから出力される「NSIPS(エヌシップス、調剤システム処方IF共有仕様)」や電子薬歴などに含まれる医薬品情報を取得し薬歴を生成するケースを想定する。処方履歴を持たなくても、単一処方情報のみで権利が成立するため、シンプルに実装できるという。
同社では今回の特許取得技術は、ユースケースの拡張性が高いといい、リモート服薬指導の通話音声からの薬歴自動生成や、在宅医療で患者や家族との対話からの報告書を作成するなど、テキスト化できるコミュニケーションシーンへの応用も見込む。