ロジロジ、ふたば薬局で生成AI薬歴アシスタント実証 薬歴作成時間を45%削減

ふたば薬局での服薬指導。ワイヤレスマイクで服薬指導を録音する

薬局向けAI(人工知能)エージェント開発のロジロジ(茨城・つくば市)は3月19日、カケハシの電子薬歴「Musubi(ムスビ)」を利用するふたば薬局(新潟市)が、生成AI薬歴アシスタント「ピアス」を約1年間実証運用した結果、薬歴作成時間を45%削減したと発表した。薬歴1件当たりの平均作成時間は220秒から120秒となり、100秒短縮した。

「ピアス」は、処方データと服薬指導の音声をAI(人工知能)が統合処理し、薬歴を自動生成するシステム。薬局が利用する電子薬歴のテンプレートに合わせて薬歴を出力することが可能。電子薬歴とは独立したシステムで、既存システムを入れ替えずに導入できる。

ふたば薬局は2025年2月から、「Musubi」と併用する形で「ピアス」を導入。同薬局は、年間約1万枚の処方箋を受け付けている。生成AIを導入したことで薬歴作成の年間作業時間は611.1時間から333.3時間と、277.8時間を削減した。年間労働日に換算すると、76.4日から41.7日と34.7日分の業務余力創出に相当するという。

ロジロジでは今後、対応する電子薬歴の拡大を進めるとともに、トレーシングレポート作成支援機能の開発も進める。