TXPメディカル、アストラゼネカの急性期病態RWD研究に救急システムのデータなど提供
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医療データサービスを手掛けるTXP Medical(TXPメディカル、東京・千代田区)は9月3日、アストラゼネカが行う急性期病態のリアルワールドデータ(RWD、カルテや医療機器などから収集したデータ)研究に、救急部門システム「NEXT Stage ER」のデータなどを提供すると発表した。
アストラゼネカでは、RWDを活用して救急診療で取り扱う急性期病態の診療実態を明確化する研究でTXPメディカルのシステムを活用する。TXPメディカルではシステムを通じて複数施設から取得した構造化データの解析や論文化支援サービスを提供する。同社では、研究を通じて、自社のRWDサービスがEBM(科学的根拠に基づく医療)に役立つかを確かめる。
TXPメディカルのRWDサービスは「NEXT Stage」のシリーズに付随する研究支援サービス。構造化された急性期医療データに加え、電子カルテ内の900項目を超える検査値、バイタルサイン、DPCデータなどを全病院共通規格で蓄積したデータウェアハウス(DWH)で分析することで、RWDに基づいた真の疾患実態を明らかにできるとしている。