パナソニック、医療機関・薬局向け顔認証付きカードリーダーがスマホのマイナンバーカード対応
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医療機関・薬局向け顔認証付きカードリーダーのスマホのマイナンバーカード利用イメージ
パナソニックコネクト(東京・中央区)は8月29日、「医療機関・薬局向け顔認証付きカードリーダー」が、スマートフォンのマイナンバーカードに対応したと発表した。環境が整った医療機関で9月19日以降から順次利用が可能になる。
今回の対応では、現行の顔認証付きカードリーダーが接続されているPCに、スマートフォンを読み取る汎用(はんよう)カードリーダーを外付け接続することで、スマートフォンのマイナンバーカードで利用者の本人確認が可能になる。
パナソニックコネクトは、2020年に全国の医療機関と薬局向けに「顔認証付きカードリーダー(マイナンバーカード対応)」を発表。全国でオンライン資格確認端末導入済みの医療機関や薬局の約21万件のうち、12.5万台が同社の端末を採用している。今回、スマートフォンのマイナンバーカードに対応することで本人認証の利便性を向上させた。
マイナンバーカードは住民の約8割に普及しており、対面でも非対面でも本人確認を行えるデジタル社会のパスポートとして、さまざまな行政手続きや民間サービスのオンライン申し込み、健康保険証や図書館カード、災害時や救急時の活用など、利用シーンの拡大が進められている。
厚生労働省によると、マイナ保険証の利用件数は2025年3月時点で約6600万件を超え増加傾向にあり、多くの国民が普段から持ち歩くスマートフォンにマイナンバーカード機能が搭載されることで、さらなる利便性の向上を見込んでいる。