ファインデックス、クリニックと小規模病院に医療文書作成サービスを無料提供

ファインデックスは7月29日、診断書などの文書作成サービス「DocuMaker Cloud(ドキュメーカークラウド)」で、診療所と小規模病院向けに無料プランの提供を8月1日から開始すると発表した。

「DocuMaker Cloud(ドキュメーカークラウド)」の記載画面イメージ
「DocuMaker Cloud(ドキュメーカークラウド)」の記載画面イメージ

「DocuMaker Cloud」は、従来紙ベースで運用されていた医療文書を大規模なシステム導入や運用変更の手間なく、デジタル化できるクリニックと小規模病院向けクラウドサービス。無料プランでは、診療情報提供書や生命保険診断書、難病(臨床調査個人票)、小児慢性特定疾病医療意見書、生活習慣病療養計画書など、約3200種類の書類が作成できる。

ファインデックスでは既存の医療文書作成システムは、大規模病院を対象とした製品が多く、導入コストや機能面で診療所や中・小規模病院のニーズに合わないケースが多くあり、一方で、規模が小さい医療機関では、電子カルテや医療文書作成システム導入など電子化対応も十分に進んでおらず、院内・院外での情報共有の基盤整備が課題としている。

そこで同社は、医療情報共有の第一歩として、クリニックなどが必要な医療文書の電子化を簡易に開始できるように、利用頻度の高い医療文書のいくつかについて、利用回数、機能制限なしで利用できる「DocuMaker Cloud無料プラン」の提供を決めたとしている。