ソニーネット、AI予測分析ツールがタックのリハビリ業務支援システムと連携

ソニーネットワークコミュニケーションズは6月10日、AI(人工知能)予測分析ツール「Prediction One(プレディクションワン)」が、イビデングループのタック(岐阜・大垣市)のリハビリテーション業務支援システム「タックリハビリテーション支援システム」との連携を開始すると発表した。

第一弾で、「タックリハビリテーション支援システム」に蓄積されたリハビリデータを活用したAI分析ソリューションを提供する。

「Prediction One」と「タックリハビリテーション支援システム」との連携概要
「Prediction One」と「タックリハビリテーション支援システム」との連携概要

ソリューションでは「Prediction One」のインプット形式に合わせて、「タックリハビリテーション支援システム」からデータ出力が可能。手作業でのデータ成形の手間がなくなり、出力したデータをそのまま使ってAI分析ができる。

また、利用する病院は、北海道で最大規模のリハビリテーション病床を持つ北斗十勝リハビリテーションセンターの過去6年分データを学習した、予後予測業務の活用を想定したAIモデルの参照が可能。病院はモデルをAI構築に必要なデータの構造を理解で役立てられる。

ソニーネットでは、AIモデルで退院時の「歩行の自立予測」「トイレ動作の自立予測」「運動項目FIMの予測」を高い精度で予測可能なことを実証したとしており、病棟の実績指数(リハビリ効果を示す指標)管理の業務効率改善や、退院後の介助量の目安を患者や家族と話し合いの説明材料で活用できるとしている。