EIZO、JIRAの新ガイドライン対応の医用モニター品質管理ソフトを提供開始

EIZOは3月27日、日本画像医療システム工業会(JIRA)が2024年10月に制定した医用モニター品質管理ガイドライン「JESRA TR-0049」に対応した、モニターの表示精度の管理と補正を行う品質管理ソフトウエア「RadiCS」を6月から出荷すると発表した。

JIRAは、医用モニター品質管理規格「JESRA X-0093」を2005年に制定。規格は、国内の医療現場で無理なく運用できるよう、国際規格に比べ柔軟な評価方法と基準を採用している。

その後、JIRAでは国際基準に合わせるため、「JESRA X-0093」と比較し、より精緻な内容の品質管理ガイドライン「JESRA TR-0049」を2024年10月に制定した。2つの規格は、モニターの分類と品質評価項目・基準値や、モニターの品質評価試験で環境輝度を含めての測定などで異なる。

EIZOでは、「JESRA X-0093」などの国の規格に沿った「RadiCS」を、これまで販売してきた。今回、新ガイドラインが制定されたことを受け、対応する品質管理ソフトウエアを提供することにした。