ココロミル、熊本県が心音解析アプリ活用の健康寿命延伸事業をUXプロジェクトで採択
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ヘルスケア事業を行うココロミル(東京・新宿区)は10月18日、心音解析アプリを活用した健康寿命延伸プロジェクトの提案が、熊本県の行うUXプロジェクトの実証実験サポート事業に採択されたと発表した。
今回、ココロミルが提案した心音解析アプリを活用したプロジェクトは、スマートフォンで心臓の音を計測し、不整脈や心不全の兆候を検知することで、地域の健康寿命延伸を目指す取り組み。アプリは、スマートフォンで心音測定し、心房細動などの不整脈と心不全の2種類の心疾患を早期検出可能で、異常があった場合は医療機関の受診を促す。事業には上限200万円の助成金が交付される。
実証実験では、熊本県内の50歳以上の人を対象に、心音解析アプリで心音を測定することで不整脈や心不全の兆候を検知するほか、健康意識の向上や行動変更につながったかなどの調査を実施する。
UXプロジェクトは、熊本県が強みとする、ライフサイエンス分野を中心に、新たな産業を創出していくための取り組み。同県では、特定健診の受診率が全国平均より低く、心疾患の死亡者数が全国平均より多いという課題があった。今回、ココロミルのプロジェクトを通じて、課題解決につなげる。