Arteryex、PHRサービス事業協会とJaDHA入会、個人の医療情報などの利活用とデジタルヘルスの社会実装推進で

医療情報プラットホーム事業などを行うArteryex(アーテリックス、東京・千代田区)はこのほど、PHRサービス事業協会と日本デジタルヘルス・アライアンス(JaDHA)に入会したと発表した。

PHRサービス事業協会は、PHR(パーソナル・ヘルス・データ)の安全で有効な利活用を推進することを目的として2022年に設立。アーテリックスは、個人の医療や健康データをスマートフォンで一元管理できるPHRアプリ「パシャっとカルテ」を提供しており、誰もが自分の健康データを主体的に活用できる社会の実現を目指している。

一方、JaDHAは、業界の垣根を越えた横断的研究組織が特長で、デジタルならではの価値を臨床的意義や医療経済性も含め適正に評価し、技術進展に対する柔軟性のある制度や規制などの環境整備を目指している。同社では、2つのPHRサービス事業協会、JaDHAの掲げる方向性や理念に深く共鳴し、入会を決めた。

今後、PHRサービス事業協会では協会の活動を通じて、ほかの参画企業や医療機関、行政と連携を深め、PHRの標準化や相互運用性の確保にも取り組む。JaDHAでは、組織の一員として、PHRの制度整備、政策提言、実証事業への参画を積極的に進める。