asken、アプリと人の指導を合わせた「あすけん式健康づくりプログラム」を本格提供
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食事管理アプリ「あすけん」
asken(東京・新宿区)は7月1日、特定保健指導の新サービス「あすけん式健康づくりプログラム」の本格提供を開始し、サービス紹介ページを公開したと発表した。
「あすけん式健康づくりプログラム」は、同社の累計1200万人ユーザーを持つ食事管理アプリ「あすけん」のサービス提供を通じて蓄積した減量成功者の「データ」や「ノウハウ」から設計した、3カ月間の特定保健指導プログラム。
「あすけん」の利用してもらい、管理栄養士などが「あすけん指導員」として指導対象者にオンラインで特定保健指導を行うことで、指導対象者の習慣や行動の変容を促し、厚生労働省の「第4期特定健康診査・特定保健指導」から導入されたアウトカム評価「腹囲2cm・体重2kg減の達成」を支援する。「パーソナライズ指導」や「あすけん体組成計を使った取り組みの可視化」「プログラム終了後の行動変容」といったサービスを提供する。
「パーソナライズ指導」は、「あすけん」で減量や行動変容につながるアドバイスや機能を利用してもらうことで目標達成に向けた行動変容を促す。「あすけん」を利用したユーザーが、3カ月で平均4.66kg減のダイエット効果があったことを踏まえ、そのノウハウやデータを活用する。
具体的には、「あすけん」に事前入力された食事記録から、「あすけん指導員」が食生活の具体的なアドバイスを行う。「あすけん指導員」は、「あすけん」で提供するアドバイスを監修する管理栄養士と同じ水準の指導経験や専門知識を持つ指導員を特定保健指導担当に起用。共通の研修を行うことで、どの指導員も均質で高水準な個別指導ができるようにした。
プログラム内で2回提供する「食生活レポート」で、特定保健指導と「あすけん」の食事記録を基にユーザー個別にパーソナライズしたアドバイスも提供する。自身の食生活の見える化とパーソナライズされたアドバイスを通じて次に何をすべきかを明確にし、自律的な行動変容と継続につなげる。

「あすけん体組成計を使った取り組みの可視化」では、利用者に体重や体脂肪率など全13項目の体組成データが測定できる「あすけん体組成計」1台を渡し、自身の体組成データを可視化するサービス。「あすけん」と「あすけん体組成計」はBluetoothで連携することで体組成データが自動で「あすけん」に記録されるため、ユーザーは記録の手間を軽減できる。
askenの調査では、減量に成功したユーザーのうち83.3%が体重記録を習慣化しており、「あすけん体組成計」を「あすけん」と共に活用することで、指導対象者の減量を効果的にサポートする。
「プログラム終了後の行動変容」では、特定保健指導期間後も「あすけん」のアプリを最長で9カ月間の利用可能にすることで、指導期間後も継続して行動変容を支援する。
askenでは、厚生労働省の「令和3年度特定保健指導遠隔実施支援モデル事業」のアンケート結果で、ICT(情報通信技術)活用で「体重や腹囲の減少など、取り組みの成果を感じることができたか」という設問に対し、約6割以上が「できた」と回答したことを受け、アプリなどのICTと、人の指導を組み合わせた「ハイブリッド型指導」が、行動変容につながりやすいと考え、新サービスを提供することにした。