ウェルクルなど4社、PHR活用の生活者向けサービスを25年夏から開始

データヘルス事業などのウェルクル(大阪市)は5月26日、Arteryex(アーテリックス、東京・千代田区)、三井不動産(東京・中央区)、BIPROGY(東京・江東区)、UDCKタウンマネジメント(千葉・柏市)と、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)を活用した生活者向けサービスを2025年夏から開始すると発表した。

サービスでは、アーテリックスの健康管理アプリ「パシャっとカルテ」を利用し、紙の健康診断結果をスマートフォンで撮影することで、PHRに簡単にデータを取り込める。

サービス概要図
サービスの概要図

データは、ウェルクルの個人の健康データを解析し、さまざまなアプリケーションと連携できる健康管理システム「W(ダブリュー)」で分析し、学会基準などに基づく判定結果や、ユーザーにあった健康情報を医療情報管理アプリ「パシャっとカルテ」で確認できるようにした。BIPROGYと三井不動産が共同開発した情報連携プラットホーム「Dot to Dot(ドット・トゥー・ドット)」を利用することで、プライバシー保護とパーソナルデータの利活用を両立させた。

今後は、UDCKタウンマネジメントが中心となり、神戸スマートシティと柏の葉スマートシティで実証を実施し、生活者に向けたサービスの効果を検証する。さらに、5社で連携し、健康増進に課題を抱える企業や自治体向けサービスの提供も予定する。