MDV、セントラル腎クリニック龍ヶ崎がPHR「カルテコ」での透析情報閲覧に対応
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PHR「カルテコ」での透析情報閲覧の画面イメージ
メディカル・データ・ビジョン(MDV)は1月31日、セントラル腎クリニック龍ヶ崎(茨城・龍ヶ崎市)が、同社のPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)「カルテコ」に登録する透析患者に対し、透析情報をスマートフォン(スマホ)で閲覧可能にしたと発表した。
「カルテコ」で透析前後の体重・血圧、透析方法、ダイアライザ名、ドライウェイト、血液流量、抗凝固剤名称などの情報を、スマホなどで確認できるようにした。「カルテコ」は、患者や健診受診者が、自身の診療情報や健診情報を保管し、スマートフォンなどで閲覧できる。
セントラル腎クリニック龍ヶ崎では「透析条件は治療効果の最適化や患者のQOL(生活の質)維持、合併症防止などを考慮して、患者ごとに設定されている。患者が自身の透析情報を『カルテコ』で管理することで、大規模災害などの緊急時でもほかの施設で安心して透析治療を受けられる。旅行・出張などで透析を受ける際にも役立つ」(山口院長)としている。
同院は、社会医療法人若竹会(茨城・牛久市)が運営する。若竹会は、傘下で本院のつくばセントラル病院(同)でも、2024年9月に「カルテコ」での情報閲覧に対応した。