MDV、PHR「カルテコ」でAIによる34疾患の発症リスク予測機能を提供開始

メディカル・データ・ビジョン(MDV)は10月31日、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)「カルテコ」で、AI(人工知能)が、健康診断結果から疾患の発症リスクを予測する機能「未来予測レポート」の提供を開始したと発表した。

「未来予測レポート」では従来、健診結果を基に既存のロジックを使用し、6疾患の発症リスクを予測していたが、今回のリリースで34疾患についての3年以内の発症リスクを算出し提供する。また、疾患リスクを同性同世代と比較して算出する「疾患倍率」や、疾患が発症した場合のQOL(生活の質)に対して、どの程度の影響を及ぼすかを考慮した「健康リスク」も表示するほか、「リスクシュミレーター」により、検査数値などに変化があった場合の疾患発症リスクの変化を表示するなど、生活習慣改善による変化を知ることができる。

MDVでは、今回の新機能は、同社が保有する診療データベース活用し、ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するAI予測分析ツール「Prediction One(プレディクション ワン)」の技術協力を得ることで開発した。