ソニービズネットワークス、MDVと協業し勤怠管理とPHRのデータ集約

ソニービズネットワークス(東京・渋谷区)は9月2日、メディカル・データ・ビジョン(MDV、東京・千代田区)と協業し、ソニーの勤怠管理システム「AKASHI(アカシ)」と、MDVのPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)「カルテコ」の連携を開始すると発表した。

「AKASHI」は、クラウド型の勤怠管理サービス。直感的に操作できるデザインを採用しており、出勤簿確認や実績修正、承認などが簡単に行える。36協定設定、年休管理簿や労働時間の把握など、法改正や複雑な就業ルールにも対応する。

「カルテコ」は自身の診療情報や健診結果を保管し、スマートフォンで閲覧できるPHRアプリ。非接触型生体情報取得技術を搭載し、自分の顔をスマホのカメラで10秒間撮影するだけで脈拍数、呼吸数、自律神経のバランスを簡単に把握できる。

今回のサービス連携では、「AKASHI」が保有する勤怠関連のデータと、「カルテコ」が蓄積する従業員の自律神経や体調の客観的データを集約し、正確なメンタルヘルスサービス提供につなげ、企業の健康経営を支援する。

2社では、健康管理では、人の身体や心に何が起きているのかを正確に把握するには、十分な客観的データが必要とされているが、従来のサービスではデータを集約しきれていない課題があるとして、今回、それぞれのサービスの連携で手を組むことにした。