mederi、野村HDが女性の月経対策でオンライン診療やピル処方の福利厚生を導入
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オンラインピル診療サービスを展開するmederi(メデリ、東京・目黒区)は10月4日、野村ホールディングス(HD)が、女性を対象にした法人向け福利厚生サービス「mederi for biz(メデリ・フォー・ビズ)」を、導入したと発表した。
「mederi for biz」は、女性の健康課題をサポートする企業向けのサービス。「ウェルネスセミナー」「オンライン診療」「ピル処方」のメニューを用意する。メニューは導入企業ごとにカスタマイズも可能。
「ウェルネスセミナー」は、産婦人科医監修の元、月経困難症やPMS(月経前症候群)などの正しい知識を学べるセミナーを提供する。「オンライン診療」は、現役の産婦人科医師の診療を、利用者が都合の良い時間にスマホから受診できる。「ピル処方」では、一人ひとりの悩みや体質に合わせたピルを処方する。薬は診療後、最短当日発送で届ける。
野村HDは、グループ全社員を対象に、毎年で実施する「野村グループ健康意識調査」によって、職場で月経関連の症状や月経不順、月経痛の疾病で困った経験があると回答した女性社員が48.5%、PMSなどでは、34.2%に上ることが分かった。
そこで、女性社員が月経の不安を解消し、必要な場合には低用量ピルを活用することで症状を改善するためのサポートで、サービスの導入を決めた。同社では、サービスの導入に合わせて、月経が原因の不調に対して周囲が理解を深めるために全社員への啓発も行う。一連の取り組みを通じて、女性社員が十分に能力を発揮し活躍できる職場になることを目指すとしている。