harmo、新潟大と電子お薬手帳を活用した周術期薬剤管理の共同研究を開始
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(左から) 島田昌典・harmo統括部長、内上昌裕・harmo代表取締役Co-CEO、冨田善彦・新潟大学医歯学総合病院病院長、田中基嗣・新潟大学医歯学総合病院准教授、長谷川智一・シミックヘルスケア・インスティテュート執行役員
シミックホールディングス傘下で、医療情報の電子化を手掛けるharmo(ハルモ、東京・港区)は3月26日、新潟大学と、電子お薬手帳の休薬検索機能を活用した周術期薬剤管理の共同研究契約を3月10日に締結したと発表した。
共同研究では、新潟大の附属病院の新潟大学医歯学総合病院で、手術の前後(周術期)に休薬が必要な患者を対象に、ハルモの電子お薬手帳アプリ「harmoおくすり手帳」の休薬検索機能を利用し周術期薬剤管理を行い、機能が確実な休薬と医療安全の確保に役立つかを検証する。
「harmoおくすり手帳」の休薬検索機は、アプリの閲覧システムに新たに搭載された機能。薬剤リストと電子お薬手帳内の服薬情報を照合し、医療従事者が確認しやすい形で表示し、手術前後に休止すべき薬剤の確認を迅速で正確に行える。
ハルモによると、近年、高齢者への手術適応の拡大などに伴い、急性期病院で手術を受けるハイリスク患者が増加。そうした患者の中には、安全確保で、周術期に休薬と再開が必要な薬を使っている人も多く、周術期の休薬と再開が確実に実施されない場合には、周術期合併症や手術の延期につながるなどのリスクが高まることから、医療現場の課題の1つになっており、課題解決に向け、PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)の活用が進められているという。
同社では、電子お薬手帳は厚生労働省がPHRの1つに位置付けており、薬局や診療所、病院で活用できる仕組みの構築が期待されていることから、新潟大との研究を通じて、休薬検索機能の導入が周術期薬剤管理の精度向上に役立つことを検証し、効率化と医療安全の確保につなげるとしている。