リアライズ・イノベーションズ、企業向け睡眠時無呼吸症候群のリスク予測アプリ

ヘルスケアシステム開発などのリアライズ・イノベーションズ(東京・港区)は11月20日、睡眠時無呼吸症候群(SAS)のリスク予測ができる「SASスクリーニングアプリ」を法人向けに提供を開始したと発表した。

「SASスクリーニングアプリ」の画面
「SASスクリーニングアプリ」の画面

「SASスクリーニングアプリ」は、スマホにアプリをインストールして、就寝時に起動させて枕元に置くだけで、睡眠中の呼吸音を解析し、SASのリスク予測や睡眠段階の分析、いびきの有無の判定を行う。スマホのみで睡眠データを取得できるため、従業員が手軽に自分の健康状態を把握できるため、企業は効率的な健康管理が可能になる。

アプリに加え、従業員の睡眠データを可視化し、一括管理できるダッシュボード「MUBYO」も提供する。将来的には睡眠専門医やヘルスケアサービスとの連携し、リスクの兆候が見られるユーザーに対して、改善や治療につなげるサービスに拡大する。

リアライズ・イノベーションズは、2023年から韓国のスリープテック企業のAsleep(アスリープ、ソウル市)と業務提携し、同社のAI(人工知能)技術を活用し、「SASスクリーニングアプリ」を開発した。同社では、日本国内に約2000万人の予備軍がいるとされるSASで、業務効率低下や業務中の事故に強い相関があるといわれる運輸や製造業を対象にサービスを提供していく考え。