NTTコム、千葉で心疾患患者の運動習慣獲得を支援する自己リハビリの実証事業

NTTコミュニケーションズ(NTTコム)は11月7日、千葉市で心疾患患者の運動習慣獲得とウェルビーイングの向上を目的とした実証事業を開始すると発表した。

今回の実証事業では、スマートウオッチとスマホアプリ「みえるリハビリ」で患者のリハビリに関連する運動結果データやバイタルデータを集め可視化し、自宅などでの運動を支援する。具体的には、ICT(情報通信技術)と人的サポートによる行動変容と、生成AI(人工知能)を活用した一人ひとりの性格や嗜好(しこう)に合わせたフィードバックを行う。

実証事業のイメージ
実証事業のイメージ

ICTと人的サポートの行動変容は、患者が着用するスマートウオッチから取得した運動結果データを可視化し、行動経済学の専門家が監修し構築した行動変容フィードバックシステムで応援メッセージを送付する。併せて、相談員が患者の応援サポートを行うことで、心疾患患者が自宅などでも意欲的にリハビリに取り組み、運動習慣を獲得できるようにする。

一方、生成AIを活用したフィードバックでは、患者にアンケート結果とNTT社会情報研究所の「肯定的な衝動を誘発する内発的動機付けメッセージ生成技術」を基に生成AIが個々の性格や嗜好に合わせたメッセージを作成し、患者に定期的にフィードバックをする。フィードバックでは、前日の運動結果に応じたポイントやレベルなどの「ゲーミフィケーション」の要素を加えて行動変容を促す。

NTTコムは、今回の事業で、心疾患患者が自己リハビリを実施すると共に、将来的にはかかりつけ医を含む医療機関同士が患者の状況を共有することで、地域全体で患者支援体制の構築と包括的なケアの実現につなげるとしている。また、利用料金の一部患者負担やPFS(成果連動型委託方式)の活用など、実証後も継続できるビジネスモデルを検討。さらに今回の取り組みを全国展開することを目指す。