ブレインスリープ、睡眠ステージ推定機能搭載の睡眠計測ツール最新版を提供

睡眠計測ツール「ブレインスリープコイン」

睡眠関連サービスのブレインスリープ(東京・千代田区)は9月25日、睡眠計測ツール「ブレインスリープコイン」に、睡眠ステージ推定アルゴリズムを搭載した最新版の提供を開始すると発表した。

「ブレインスリープコイン」は、自宅で簡易的に睡眠計測ができる、睡眠計測機器「ブレインスリープコイン(デバイス)」(税込8800円)とアプリで構成する睡眠計測ツール。クリップタイプの腰に装着する機器で、睡眠中の寝姿勢、いびき、環境音、寝床内温度(の中の温度)などを計測し、得たデータからアプリで睡眠の深さを可視化、分析を行い睡眠改善の提案を行う。

最新版では、睡眠ステージ判定の推定向上に加え、毎日の睡眠データを集約し、週間や月間、年間の睡眠データをレーダーチャートで可視化する機能を追加した。また、「コンディションがよい」と回答した日と睡眠データを掛け合わせた分析を行い、ユーザーに最適な睡眠時間と行動を提案する機能も搭載した。

アルゴリズムは、電気通信大学(東京・調布市)と共同研究で開発した。共同研究で、「ブレインスリープコイン(デバイス)」に使用する加速度センサーで取得した身体の動き(体動)のパターンと睡眠段階との関連性を見つけ出し、そのデータを基に睡眠ステージ推定アルゴリズムを構築。有効性を検証では、従来の「ブレインスリープコイン」の睡眠ステージ判定アルゴリズムと比較し、ポリソムノグラフィー(PSG)検査と全体の一致率が26%改善したという。