アトピヨ、AP「Berkeley SKYDECK」に採択、米国でアトピー患者向けアプリ提供

アトピー性皮膚炎分野のソフトウエア開発などを行うアトピヨ(千葉・市川市)は9月12日、米カリフォルニア大学バークレー校のアクセラレーションプログラム(AP、短期間で事業を成長させるプログラム)「Berkeley SKYDECK(バークレースカイデック)」に採択されたと発表した。

「Berkeley SKYDECK」は、日本貿易振興機構(JETRO)が内閣府や経産省と展開する「グローバル・スタートアップ・アクセラレーションプログラム(GSAP)」の1つ。約12週間のスタートアップ育成プログラムを米国の現地とオンラインのハイブリッド形式で実施。バークレー校からのインターン生の受け入れも予定する。プログラムの最後には、100以上の投資家やベンチャーキャピタルが参加するデモデーを開催する。

アトピヨは、プログラム期間中に、アトピー患者向けアプリ「アトピヨ」の米国版の提供を開始する。「アトピヨ」は、文字に加え、画像を投稿することで、アトピー特有の皮膚症状・かゆみ・スキンケアを匿名で記録と共有できるアプリ。現在、60000枚の投稿画像、2万7000件がダウンロードされている。また、同社では、アトピー性皮膚炎分野で、京都府立医大など7大学病院・施設と共同でビッグデータの解析、製薬会社と連携した疾患啓発なども進めている。