住友生命、医療データ解析スタートアップと健康関連の新サービス開発
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住友生命保険は8月2日、名古屋大学発スタートアップで医療データ解析のPREVENT(プリベント、名古屋市)と、健康関連の新サービス開発で共同研究プロジェクトを開始したと発表した。
プロジェクトは、住友生命が健康増進型保険「Vitality(バイタリティー)」で得たデータやAI(人材育成)活用のノウハウと、プリベントが持つ研究ノウハウや調剤レセプトデータや電子カルテデータなど、臨床現場で得られる診療行為の情報を集めた医療ビッグデータの解析スキルを生かし、日本人の健康状態の特徴、ヘルスケアサービス利用での健康状態への影響などを研究し、社会的に価値のある成果の創出を目指す。
具体的には、「Vitality」の会員のウエアラブル端末から得られるデータ、食生活などのオンラインアンケートの回答内容、健康診断結果などのビッグデータから、パターンや関連性を見いだし、個人の健康状態や生活習慣の改善を解明する。データは住友生命が構築した外部のインターネットからアクセスできない閉域データ分析環境で行うことで個人情報の保護とデータの安全性を確保する。
住友生命ではプロジェクトを通じて、健康増進のメカニズムを解明できれば、国民一人一人一人の生活の質、社会全体の活力、ウェルビーイング(心身の健康や幸福)の向上と、長期的には、健康寿命の延伸による医療や介護費用の削減効果にもつながるとしている。