ヘルステックハブ、デジタル庁の「標準型電子カルテα版」改修PWGに参画
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ヘルスケア特化のシステム開発支援・コンサルティングのヘルステックハブ(東京・豊島区)は7月31日、デジタル庁が開発を進める「標準型電子カルテα版」を改修するプロダクトワーキンググループ(PWG)構成員に選定されたと発表した。

「標準型電子カルテα版」は、無床診療所を対象にした電子カルテ情報の共有に必要な最低限の機能を備えた電子カルテ。2023年度に厚生労働省が行った要件定義に調査研究を経て、2024年度にデジタル庁が開発に着手した。2025年度は、モデル事業として医療機関で試験的に導入し、課題収集を行い、本格実施に向けた改修を進める計画。

改修PWGは、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)や医療情報システム開発に意欲的な民間企業や事業者が、標準型電子カルテの技術仕様の意見提供、設計・開発・試行段階の支援を行う。
具体的には、改修・運用事業者が作成する設計書、モックアップ、ソースコードなどのレビュー、電子カルテ設計開発の個別課題別会議などへの参加、設計・開発の反映で技術や実務運用上の懸念・課題の方針や対応策などを協議する。
今回、改修PWGには、ヘルステックハブに加え、ヘンリー、NTTプレシジョンメディシン、亀田医療情報、TIS、レスコ、ウィーメックスが参画した。