Kids Public、大阪・泉南市で産婦人科・小児科の遠隔医療相談の実証実験

オンライン医療相談サービスのKids Public(キッズパブリック、東京・千代田区)は9月11日、運営する遠隔医療相談サービス「産婦人科・小児科オンライン」の実証実験を大阪府泉南市で開始したと発表した。

「産婦人科・小児科オンライン」は、スマホから産婦人科、小児科、助産師に相談できるサービス。「いつでも相談」は365日、24時間いつでもウェブサイトのフォームから一問一答形式で相談できる。夜間は、平日18時~22時で10分間の予約制で、産婦人科か小児科の医療従事者に相談ができる。日中助産師相談は、月、水、金の13時~17時の間、予約をせずにチャットで行える。

Kids Publicが提供する「産婦人科・小児科オンライン」

今回の実証実験は、泉南市内の妊娠、出産、子育て期の住民の合計1000名程度を対象に、サービスを無料で提供する。実施期間は2024年9月~2025年2月末までの予定。

泉南市では、妊産婦や子育て世帯のコミュニケーションが、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に変化しており、妊娠期から子育て期の家庭に寄り添う伴走型相談支援の充実で、スマホやPCで気軽に相談できるオンライン相談の必要性を感じていた。こうした中、大阪府、大阪府内の43市町村、企業、大学などで構成する公民連携プラットホームで、キッズパブリックと接点を持ったことから遠隔健康医療相談サービスの実証実験を行うことにした。