パシフィックメディカル、経産省が電子カルテ「MALL」をIT補助金対象に認定

メドレーのグループ会社のパシフィックメディカル(高知・宿毛市)は8月26日、経済産業省の「サービス等生産性向上IT導入支援事業(IT導入補助金2024)」でIT導入支援事業者に採択され、電子カルテ「MALL」が補助金対象ITツールに認定されたと発表した。

電子カルテ「MALL」は、電子カルテとオーダリング機能を軸とする病院向け医療情報システム。外来機能、病棟機能のほかに、薬剤管理、臨床検査、透析管理、リハビリ管理などの部門システムを搭載する。一般科併設の精神科病院向け「MALL精神科」、重症心身障害児(者)施設向け「MALL重心」、透析施設向け「MALL透析」と領域に特化した電子カルテを提供する。現在の導入医療施設数は約217件で、約20年の運用で利用継続率は99%という。

「IT導入補助金」は、中小企業・小規模事業者などの経営力向上・強化や企業間取引のデジタル化の推進を目的に、課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助する制度。今回の認定で、「MALL」のシリーズを新規導入する医療機関は、導入などの費用に対する補助金の申請が可能となった。