富士通、玄州会のAI病院経営ソリューションが世界経済フォーラムの先進事例に選定
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富士通は1月20日、長崎県壱岐市の玄州会と実施した、AI(人工知能)を活用した病院経営ソリューションのプロジェクトが、世界経済フォーラムのAI Global Alliance(エーアイ・グローバル・アライアンス)の「MINDSプログラム」で、先進事例の1つとして選定されたと発表した。
「MINDSプログラム」は、世界各国のAI業界で独立性を保った業界横断的なリーダーが、社会全体に測定可能なインパクトをもたらすAIの成功事例を選定し、紹介する取り組み。今回、富士通は、数百件の応募の中から15件の先進事例の1つとして選出された。2025年7月に続く2期連続となる。
同社は、データとAIを使ったオペレーションプラットホーム「Fujitsu Data Intelligence PaaS」を活用した病院経営ソリューションを開発。玄州会が経営する光武内科循環器科病院で、施設基準のコントロールや病床運用の最適化、患者の入院から退院までのプロセスを効率化した。玄州会では、診療報酬制度の複雑さから生じる返戻金の削減や、病床運用の最適化による収入最大化が課題となっていた。
富士通では、AIを短期的な対策にとどめず、病院経営ソリューションを組織の運営モデルに組み込み持続的な病院経営の方法を実証した点や、ソリューションが、形式が統一されていないデータも柔軟に統合できる高い拡張性を持ち、日本国内の小規模病院から大規模病院まで展開が可能な点、光武病院が業務効率を向上させ、年間で収入が約10%増加し、月間で約400時間の病院管理業務の工数を削減した点が評価されたと説明している。