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mutex、AIレセプト管理SaaSでレセプトの返戻・査定対応

コンピューターソフトやハード開発などのmutex(ミューテックス、東京・文京区)は11月14日、病院向けAI(人工知能)レセプト(診療報酬明細書)管理SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)「Reze(レゼ)」で、レセプトの返戻・査定対応の一元管理機能「返戻/査定ワークスペース」の提供を開始したと発表した。

「返戻/査定ワークスペース」は、返戻・査定対応に必要な情報、担当者、進行状況を、それぞれ1つの画面に集約。現在の状態と次に行うべき作業を、即座に把握できるようにした。ま担当者や担当医をひも付けるため、対応責任や依頼の所在が明確になるという。

「返戻/査定ワークスペース」の画面イメージ
「返戻/査定ワークスペース」の画面イメージ

また、リスト画面上で審査結果を確認できるほか、フィルター・ソート機能で、対応すべきレセプトを確かめられる。「要否確認ステータス」を搭載しており、医師への確認フローの整理が可能。対応状況を経理と共有もできる。

ミューテックスでは、現場負担の削減や対応漏れの防止に加え、返戻・査定の再請求・再審査請求の漏れを抑え収益の取りこぼし防止にも役立つとしている。

今後は、返戻対応AI(人工知能)や査定対応AIとの連携、コメントの追加、経理課へのPDFレポートの出力といった機能を追加する予定。さらに、「Reze」で、レセプトの作成から返戻・査定対応とレセプト業務全体を支援する機能拡張で活用する。