アイ・オー・データ、医療向けオンライン資格確認端末の新機種 メモリー増で処理高速化
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オンライン資格確認端末「APX2-MEDICAL/QCD」
アイ・オー・データ機器(石川・金沢市)は11月5日、医療向けオンライン資格確認端末の最新モデル「APX2-MEDICAL/QCD」を発表した。
「APX2-MEDICAL/QCD」は、厚生労働省が定める「資格確認端末において満たすべき要件」のデスクトップ要件に完全準拠した端末。日本医師会ORCA管理機構の推奨も受けている。
端末は、2本のSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)を搭載しており、OS(基本ソフト)とオンライン資格確認の連携ソフトなどは2重化(ミラーリング)した。そのため、1つのSSDが故障しても、もう1つのSDDを使用して資格確認業務を継続できる。故障したSSDは交換することで、システムを再び2重化が可能。オンライン資格確認に必要なアプリケーションはあらかじめインストールした。
顔認証付きカードリーダーと動作確認を行っており、富士通Japan、パナソニックコネクト、USEN-ALMEX、キヤノンマーケティングジャパン、アトラス情報サービスのカードリーダーの利用が可能。「スマホ保険証」の対応では、同社の汎用(はんよう)カードリーダーを使用できる。
加えて、新機種では、資格確認処理の高速化と安定動作でメモリー容量を増やしたほか、モバイルディスプレーなど周辺機器との接続利便性を向上でUSB Type-Cポートも搭載した。