吉積情報、総合メディカルとグーグルの医療機関向けクラウドツールの販売を強化
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グーグルのサービス販売などの吉積情報(東京・千代田区)は9月19日、総合メディカル(東京・千代田区)と、グーグルの医療機関向けクラウドサービス「Google Workspace(グーグルワークスペース)」の販売で業務提携を開始したと発表した。
「Google Workspace」は、グーグルのビジネス向け統合型クラウドツール。メール、データ保存、カレンダー、オンライン会議、生成AI(人工知能)アシスタントなどのアプリケーションを用意する。高度なセキュリティーを確保し、アプリの連携機能で組織内のコミュニケーションや共同作業を効率化が図れる。
今回の提携では、総合メディカルの顧客基盤に対し、吉積情報が技術支援を行いながら、「Google Workspace」を共同で提案し販売する。総合メディカルはすでに、吉積情報の支援を受け「Google Workspace」を導入しており、自社の導入で得た知見と医療業界の業務知識を元に、医療機関に使いやすい「Google Workspace」の活用提案を行う。
2社は、医療機関のニーズに合わせた初期設定済みサービス環境の提供、医療機関特有の経営や業務の課題解決のアプリ提案、安全性を確保した導入・運用サポート、グーグルの生成AI「Gemini(ジェミニ)プロンプト集」や「Google Workspace 活用セミナー」など、医療現場で役立つ付加価値コンテンツの提供をメリットに医療機関に売り込む。
今後は、業務提携を通じて、継続的に医療機関のDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援するソリューションの提供に取り組む。将来的には、大規模な医療機関への展開も視野に入れている。