クロスログ、訪問診療スケジュール管理がデンタルシステムズのクラウド歯科レセコンと連携
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訪問診療システムを手掛けるクロスログ(福岡市)は9月10日、訪問診療専用スケジュール管理ソフト「CrossLog(クロスログ)」が、歯科用レセプトコンピューター(レセコン)開発のデンタルシステムズ(東京・千代田区)のクラウド型歯科用レセコン「POWER5G(パワーファイブジー)」とのシステム連携を開始したと発表した。
「POWER5G」は、クラウド型のため、訪問診療など、どこでも入力作業が可能で、従来のレセコンよりも初期投資を抑えることができる。データはクラウド上で保護することで安全性を確保した。自動的にバックアップやバージョンアップも行う。
今回の連携では「POWER5G」で新規患者登録を行った時や、氏名や住所、メールアドレスなどの患者基本情報が変更された場合に、その内容を自動で「CrossLog」に反映するようにした。
クロスログによると、訪問診療を行う医療機関で、診療スケジュール作成や移動時間の調整、診療に必要な患者情報を複数システムで管理するケースが多く見られ、二重入力や情報の齟齬(そご)が発生し、現場スタッフの負担増加や診療体制の質に影響を及ぼすことが課題になっていたという。そこで、「POWER5G」と「CrossLog」をシステム連携し、患者情報とスケジュールを一元的に管理可能な仕組みとして提供することした。