武蔵野赤十字病院、Cohesityと日本ヒューレット・パッカードの統合データ保護ソリューションを導入

AIを活用したデータセキュリティとデータ管理ソリューションのCohesity Japan(コヒシティ ジャパン、東京・港区)は8月26日、日本ヒューレット・パッカードとともに、武蔵野赤十字病院(東京・武蔵野市)におけるサイバー攻撃対策とBCP(事業継続計画)体制強化の取り組みを支援したと発表した。

東京都の北多摩南部医療圏を支える基幹病院である武蔵野赤十字病院は、既存の業務システムごとに個別で実施していたバックアップ体制では、全体のデータ保護や復旧スピードに限界があることを課題と認識していた。特に、電子カルテや診療データ、医療画像を含む重要な患者情報を、サイバー攻撃や障害発生時にも安全かつ迅速に復元できる統合的なバックアップ環境の整備が急務となっていた。

同院では複数のデータ保護ソリューションを比較検討し、日本ヒューレット・パッカードの「HPE ProLiantサーバー」上に構築したCohesity の「Cohesity DataProtect」を導入した。

選定の決め手として、改ざん不可なバックアップによりランサムウェアの影響を受けず安全なデータ保護を実現できる点や、AIによる脅威検出機能を備えておりバックアップデータ内部の潜在的なリスクも可視化・対処可能な点、重複排除や圧縮によるストレージ効率の最適化でコストを抑制できる点、容量制限なしの迅速なリストア環境を提供しており大規模なデータ復旧にも対応できる点、次世代のEMRシステムやクラウドアーカイブとの連携を視野に入れた高い拡張性が挙げられている。

Cohesityを導入した結果、同院ではデータ復旧時間が大幅に短縮されたという。また、直感的な管理インターフェースにより、ITスタッフ自身で迅速なデータリストアが可能となり、現場の対応スピードと自律性が向上したとしている。さらに、重複排除と圧縮の効果で、バックアップデータの容量を削減し、ストレージの効率化とコスト削減にも貢献しているという。

今後は次世代電子カルテシステムのバックアップ基盤や、クラウドアーカイブ、他の病院とのデータ共有にもCohesityを活用していく方針としている。