西東京市休日診療所、レイヤードのウェブ問診「Symview」導入
掲載日:

医療クラウドサービス事業などのレイヤード(福岡市)は7月3日、西東京市休日診療所(西東京市)が、ウェブ問診システム「Symivew(シムビュー)」を導入し、6月8日から利用を開始したと発表した。
「Symview」は、クラウド型のウェブ問診システム。患者の主訴や年齢、性別ごとに質問を出し分けることが可能で、熟練した医療者のような問診を実現できるという。
西東京市休日診療所では、日曜や祝日に内科などの診療を行っており、地域の医療機関の休診日をカバーし、急な発熱や体調不良に対応している。コロナ禍以降、発熱症状のある患者には電話での事前予約と感染リスクの聞き取りを必須としていたが、電話対応時間が長くなり、電話がつながりにくい問題が発生。そこで、限られた時間で感染対策と対応スピードを両立するため「Symview」を導入した。
同診療所では、ホームページ上で、発熱などの症状がある患者には事前に電話予約を案内している。そして、電話予約時には、患者にウェブ問診を案内し、来院前に入力してもらう運用を行っている。「Symview」では、発熱の有無や経過、周囲の感染状況など、感染リスクの情報を質問形式で聞き取れる。

そのため、診療所は、来院前の段階で医療者が必要な情報を把握し、診療体制の調整や検査の準備などに役立てられる。また、電話での聞き取りをウェブ問診に移行することで、1件あたりの電話対応時間が短縮されることで、受付業務全体の効率化も見込んでいる。