あおばリガーレクリニック、エスマットのIoTシステムで在庫管理業務を効率化
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IoT重量計を使った在庫管理などのエスマット(東京・品川区)は6月5日、訪問診療のあおばリガーレクリニック(横浜市)が導入した、IoT在庫管理システム「SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)」の活用事例を発表した。
「SmartMat Cloud」は、現場のあらゆるモノの実在庫をIoTで見える化し、在庫管理の自動化や工程を改善するソリューション。スマートマットの上にモノを置き、重さで数を数えるため、ネジなどの小さな部品、副資材、仕掛品、粉モノや液体の原材料の在庫確認や棚卸、発注までを自動化できる。
あおばリガーレクリニックは、通院が困難な患者の自宅に訪問し、24時間365日対応の診療を提供する医療機関。訪問診療の性質上スタッフが昼間不在のため、在庫管理などの院内業務に十分な時間を確保することが困難だった。さらに、医療物品管を手作業に依存しており、在庫の欠品や過剰在庫、使用期限切れの廃棄、複数の場所に点在する物品を探す作業で手間がかかっていた。
クリニックでは、こうした状況の改善でシステムを導入。その結果、自動計測や自動発注で在庫管理の負担が大幅に減った。また、在庫の置き場所が明確になり、探す手間が削減された。その結果、スタッフの事務負担の軽減につながり、医療業務に集中する環境を実現できたとしている。