GMOリザーブプラス、医業経営分析ツール「AI-Board」提供開始
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GMOインターネットグループのGMOリザーブプラス(東京・渋谷区)は5月12日、医療特化型予約管理システム「メディカル革命 byGMO」のオプションサービスで、AI(人工知能)搭載の医業経営分析ツール「AI-Board(アイボード)」の提供を開始すると発表した。
「AI-Board」は、医療機関の経営指標をAIが自動で分析し、改善策を提案する経営分析ツール。医療機関のウェブサイトへのアクセスデータや予約・来院データ、レセプトコンピューターの会計データなどを収集し統合する。AIがデータを分析し、経営指標をダッシュボードで表示するほか、チャット形式のAI相談機能を通じて、経営の疑問や課題を相談できる。厚生労働省などが定めた医療情報保護のガイドライン「3省2ガイドライン」に準拠しており、情報の安全性を確保しながら、業務の最適化と収益性の向上を図れる。
GMOリザーブプラスによれば、全国の医療機関を利用する患者の行動様式はデジタル化で大きく変化し、病院選びではオンライン上の評判やウェブ予約の可否など、さまざまな条件が加わっているため、医療機関は多面的で戦略的な対応が求められているという。
一方で、多くの医療機関で予約データやカルテなど、分散したデータを経営判断や集患施策に活用できていないと指摘する。そこで同社は、分散データの統合とAI分析で、経営改善を支援する「AI-Board」の提供を始めたとしている。