日本調剤、AI薬歴作成支援サービス「corte」を全店舗に導入
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日本調剤(東京・港区)は5月13日、corte(コルテ、東京・台東区)とソラミチシステム(東京・新宿区)が共同開発したAI(人工知能)薬歴作成支援サービス「corte(コルテ)」を、全763店に導入すると発表した。
「corte」は、薬局での薬剤師と患者の会話を音声認識し、SOAP形式で薬歴(薬剤服用歴)を自動作成するサービス。
日本調剤は、厚生労働省が策定した「患者のための薬局ビジョン」を踏まえ、薬剤師が専門性を生かした対人業務に注力できるように、AIを始めとした先端技術を活用した業務効率化を進めている。その一環で、「corte」を、2024年11月に50店舗へ先行導入して効果検証を実施。薬剤師の薬歴入力作業軽減や記載内容充実化などに役立つことを確認できたことから、今回、全店舗での導入を決めた。

同社は、AI薬歴作成支援サービス「corte」の全店舗の導入にあたり、職員向け説明会や専属担当者の継続的なサポートを実施。現場の意見をサービス改善に生かし、活用ノウハウの共有を通じて全社的な有効活用を促進する。