大阪医科薬科大病院、サトーヘルスケアの「RFIDリストバンド」を全病棟で導入
掲載日:

サトーヘルスケア(東京・港区)は4月24日、大阪医科薬科大学病院(大阪・高槻市)が
患者、薬剤(注射・点滴)、看護師の3点に誤りがないかを認証する三点認証業務で、同社のRFID(無線ICタグ)リストバンドを導入したと発表した。
三点認証は、医師の指示をもとに「患者」「薬剤(注射・点滴)」「看護師」の3点の情報に誤りがないか、薬剤の投与前に確認する業務。サトーヘルスケアによると、現在はバーコード印字のリストバンドが主流だが、近接での読み取りが必要なため、患者の睡眠妨害や読み取りの手間、夜勤看護師の心理的負担といった課題があるという。

こうした背景から、大阪医科薬科大病院では布団の上から患者の認証が可能な「RFIDリストバンド」と、ラベルプリンター「SCeaTa CT4-LX」を導入。病院の全病棟で活用を開始した。また、RFIDを活用した非接触認証システムも導入した。
大阪医科薬科大学病院は特定機能病院として高度医療を担い、DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進している。今回の導入はその一環で、病棟での三点認証を非接触と簡便化することで、医療現場の安全性と業務の最適化を両立させるとしている。