フィリップス、自動化機能や高度なアルゴリズム搭載の超音波画像診断装置を販売開始
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「EPIQ Elite/Affiniti Elevate(エレベート)」シリーズ(イメージ)
フィリップス・ジャパン(東京・港区)は4月1日、自動画像調節ツールで最適化アルゴリズムの採用や肝臓の硬さを計測するアプリケーションに自動化機能の追加などを行った、超音波画像診断装置「EPIQ Elite/Affiniti Elevate(エレベート)」シリーズの販売を開始したと発表した。
エレベートシリーズでは、自動画像調節ツール「AutoScan Assistant(オートスキャン・アシスタント)」の拡充を始め、「Auto ElastQ(オート・エラストキュー)」の搭載、ワークフローの効率化などを盛り込んだ。

「AutoScan Assistant」は、腹部、血管、表在臓器、小児科、産婦人科領域、造影エコーなどの検査を100以上のプリセットし、高精細な画像処理と直感的なワークフローを目指した機能。機能の拡充では、ピクセル単位の最適化アルゴリズムや、深さ方向の自動輝度調整を導入することで、手動調整の手間を減らし、患者一人ひとりに最適化された画像をリアルタイムで描出できるようにした。
「Auto ElastQ」は、組織の弾性を画像化する超音波診断法「Shear Wave Elastography(シア・ウェーブ・エラストグラフィ)」を使って肝臓の硬さを非侵襲的に計測するアプリケーション「ElastQ(エラストキュー)」に自動化を追加した機能。計測に適したフレームやROI(関心領域)ポジションを自動判別して計測結果の表示が可能で、検査時間の最大60%短縮と99%の再現性を実現したという。
ワークフローの効率化では、「Quick Launchプリセット機能」で、検査中に画像を最適化する時間を短縮した。また、直観的なアノテーション入力を可能にする「Color Coded Annotation(カラー・コード・アノテーション)」や、カスタムボディーマーカーを装置にインポートする機能を追加することで、ユーザーのニーズへ柔軟に対応できるようにした。さらに、循環器向け超音波診断装置「EPIQ/Affiniti CVx Transcend」シリーズのAI(人工知能)を搭載。AIで検査の自動化と、複雑な解析の客観的評価の支援を可能にした。
フィリップスでは、超音波は汎用(はんよう)性が高く、利用しやすい画像診断の1つである一方、習熟した専門家になるにはトレーニングに長い時間がかかり、増え続ける需要に応えることが難しい課題に直面しているといい、今回、超音波画像診断装置に自動化機能や高度なアルゴリズムを搭載することで、こうした課題を解決し、ワークフローの迅速化と診断プロセスの効率化を図ったとしている。