レスコ、精神科病院向けクラウド電子カルテを標準型医療情報対応に刷新
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TISインテックグループのレスコ(広島市)は1月30日、精神科病院向けクラウド型電子カルテシステム「Waroku(ワロク)ホスピタルカルテ」に、標準型医療情報クラウドの仕組みを組み込み、「Warokuホスピタルカルテ ver.1.5」として提供を開始すると発表した。
「Warokuホスピタルカルテ」は、精神科病院の診療を支援するクラウド型の電子カルテシステム。同社では、厚生労働省が進める標準型電子カルテの対応をにらんで、標準コード・マスタに準拠し、標準化のルールや仕様に対応を行い、標準型医療情報クラウドとしてサービスを提供することにした。
電子カルテ、レセコン、部門システムのICT(情報通信技術)環境の運用や保守を、外部の専門業者に委託するマネージドサービス、オンライン資格確認、電子処方箋に対応。システムは、クラウドネイティブ開発で構築した。
レスコでは今後、2025年夏に提供予定の「Warokuホスピタルカルテ ver.2.0」以降で、DWH(データウェアハウス)のデータ分析や、2025年度に開始する電子カルテ情報共有サービス対応などの機能拡充を行っていく予定。将来的には、オープンAPI(アプリケーション・プログラミング・インタビュー)化、オープンソース化も計画する。