メディグル、患者紹介のオンライン予約プラットホームの構築を開始
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患者紹介オンライン予約プラットフォーム」の画面イメージ
地域医療連携システム提供のメディグル(大阪市)は1月30日、患者紹介システム「患者紹介オンライン予約プラットフォーム」の本格的な構築を開始したと発表した。
「患者紹介オンライン予約プラットフォーム」は、患者紹介時の相談と予約申請機能、
独自アルゴリズムによるコンシェルジュ機能を搭載。

患者紹介時の相談と予約申請は、サービスを通じてスムーズな相談や予約申請を可能にすることで患者紹介業務の効率化する。コンシェルジュ機能では、患者の症状や地域医療機関の受け入れ実績、空き状況をAI(人工知能)が分析し、最適な紹介先を提案する。今後は、従来の外来診療だけでなく、オンライン診療や在宅医療との連携も視野に入れている。
メディグルによれば、現在、患者紹介の予約業務の約90%が電話やFAXに依存しており、日程調整や書類のやり取りの煩雑さが医療現場に大きな負担になっている一方、中核病院では治療を終えた患者が適切に地域の医療機関に紹介されないまま外来が逼迫(ひっぱく)する状況が続いている。さらに、クリニック間の患者紹介は全体のわずか1%にとどまっているという。
そこで、同社では、この課題解決で、患者紹介のオンライン予約プラットホームを立ち上げ、同時に、構築した全国で500以上の中核病院とのネットワーク基盤を活用することで、外来医療の効率化と最適化を図り、地域医療を支援するとしている。