TXPメディカル、JCOGの多施設研究でEDCシステムの構築業務を受託
掲載日:
TXPメディカルは1月21日、がん研究を行う日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)から、多施設研究でのEDC(エレクトリック・データ・キャプチャ)システムの構築業務を、2024年12月に受託したと発表した。
EDCは、担当医師やスタッフが臨床データをPCなどの端末へ電子的に直接打ちこむシステム。研究者や事務局は、データをリアルタイムで監視しチェックできる。
TXPメディカルでは、薬物治療の発展に伴い、がん治療の予後だけではなく、患者報告アウトカム(PRO)や生活の質(QOL)を調査する重要性が高まっていることを受け、電子的な患者報告アウトカム(ePRO)を研究者が利用しやすいシステム環境を構築する。
具体的には、TXPメディカルのがん患者向け問診スマートフォンサービス「ありがとうサポート」をePROで利用し、得たデータをEDCシステムに連携する機能を標準的に実装する。同社は院内データの収集、院外データの収集のサポート、連携を通じて、がん研究を支援するとしている。