ユカリア、金町中央病院が医療従事者向けベッドサイド情報端末の新モデル導入
掲載日:
![](https://medicaltech-news.com/wp-content/uploads/2025/01/0110eucalia1.jpg)
「ユカリアタッチウィズ」の利用イメージ
ユカリアは1月10日、金町中央病院(東京・葛飾区)が、医療従事者向けベッドサイド情報端末の新モデル「EUCALIA TOUCH with(ユカリアタッチウィズ)」を導入し、2024年12月12日から運用を開始したと発表した。
「ユカリアタッチウィズ」は、電子カルテと連動し、入院患者のベッドサイドに設置する情報端末「ユカリアタッチ」のアップデートとデザインの全面リニューアルを行い、使いやすさをさらに追求した新機種。
![ピクトグラム表示の例](https://medicaltech-news.com/wp-content/uploads/2025/01/0110eucalia2.jpg)
患者の安静度や食事制限など、医療や看護上の個別注意事項をイラスト記号で表示する「ピクトグラム」をリニューアルしたほか、体温計や血圧計などのNFC(近距離無線通信)式測定器を使ったバイタル測定器連携機能に入力可能な項目を追加し、機能をアップデートした。
金町中央病院は、1960年の設立から、60年以上にわたって高齢者からファミリー世帯を含めた多世代の医療を支えてきた急性期病院。病床数は99床。同院は2017年2月から「EUCALIA TOUCH(ユカリアタッチ)」を利用していたが、今回、新モデルの「ユカリアタッチウィズ」にシステムを更新した。更新では、従来機種で利用していなかった「バイタルサイン測定器連携機能」の活用を開始したほか、運用ルールを見直した。
![バイタルサイン測定器連携のイメージ](https://medicaltech-news.com/wp-content/uploads/2025/01/0110eucalia3.jpg)
同院では、新モデルについて「従来の画面よりパネル表示がクリアで見やすくなり、『ユアリアタッチウィズ』からバイタルサインの入力ができるようになったことで利便性がアップした。特に感染症で個室管理の患者の場合、電子カルテを部屋に持ち込むことなく床頭台に設置されている『ユカリアタッチウィズ』から直接入力、確認ができるので業務負担軽減につながっている」(看護部病棟師長)と話している。