カケハシ、クラウド電子薬歴にオンライン問診票機能を追加

「Musubi Web問診の画面イメージ

ヘルステックスタートアップのカケハシ(東京・港区)は12月9日、クラウド型の電子薬歴サービス「Musubi(ムスビ)」で、オンライン問診票機能「Musubi Web問診」の提供を開始したと発表した。

「Musubi Web問診」は、患者が、薬局で配布される二次元コードをスマートフォンやタブレットで読み取り、専用ウェブサイトに表示される質問を順に回答し送信するだけで問診票を記入できる。薬局側は、回答を簡単な操作で「Musubi」の「患者サマリ(頭書き)」に取り込める。

カケハシは、紙の問診票で発生する回答の薬歴転記が、薬剤師にとって多くの時間と手間を要する業務となっており、処方せん受付や薬剤交付で患者を待たせる原因の1つとみて、新機能を提供することにした。

同社では、新機能が薬歴の転記時で読み間違いや記載ミスの防止、転記にかかる時間の削減に役立つとしている。また、患者がスマートフォンやタブレットで回答できるため、従来の問診票記入で生じていたバインダーやペンの共同利用による衛生面の不安解消にもつながるという。