iki-ikiインフラシステム、病院向けに診察予約のアウトソーシングサービス開始

高齢者などの生活支援サービスを手掛けるiki-ikiインフラシステム(横浜市)は12月10日、医療機関向けにオンラインや電話などの診察予約のアウトソーシングサービスと、ITツールの操作が不慣れな高齢者向けにオンライン診療と薬局代理受け取り、家事サポートを一括で提供するサービスを開始すると発表した。

診察予約のアウトソーシングサービスは、医療機関に代わり、iki-ikiインフラシステムの運営本部が窓口として電話受付、問診の記入などを行うことで、病院の診察予約などの業務を引き受ける。そのため、電話、オンラインを問わず対応するため、医療機関にかかる、全ての患者の診察予約が可能になるという。

同一時間帯に複数名の予約を受け付けることも可能。例えば、診察室が4部屋の場合、同一時間帯に4名の予約ができる。サービスは、同一医療機関の複数の診療科目で、それぞれ独立した形でも運用と管理が可能。内科、耳鼻咽喉科、整形外科、小児科など、外来患者を受け付けるあらゆる診療科目に対応できる。同社では、受付業務で対応時間が約67%、経費は約53%の削減が見込めるとしている。

一方、ITに不慣れな高齢者が対象のオンライン診療などの一括サービスは、高齢者に代わり、運営本部がオンライン診療の予約と問診のヒアリング、記入を代行。オンライン診療当日は、「ソーシャルメイト」と呼ぶ人材が、オンライン環境の設定や診療に付きそう。患者がPCなどを持っていない場合には、ソーシャルメイトがデータ通信可能なタブレット端末で受診をサポートする。

オンライン診療終了後、薬の受け取りが必要な場合は、ソーシャルメイトが最寄りの薬局に出向き、代理で薬を受け取る。また、患者の要望に応じて家の掃除や買い物代行などの家事サポートも行う。