ドコモ、「気象病」の予測アプリで免疫力推定AIを活用した新機能を追加
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NTTドコモは12月3日、ベルシステム24と、複数スマホアプリの定額制サービスで提供する、気圧予報を活用した体調管理アプリ「頭痛ーる for スゴ得」で、免疫力推定AI(人工知能)を使った免疫力の変化や、気圧に応じたアドバイスなどを表示する新機能を追加すると発表した。
「頭痛ーる」は、ベルシステム24が開発した、気圧の変化が原因の体調不良を始めとする「気象病」が起こりそうな時間帯の確認、痛みや服薬の記録ができるアプリ。今回、アプリで利用する「免疫力推定AI」は、ドコモが開発したヘルスケア向けAIで、スマホから取得できる睡眠情報、運動情報などから免疫力の変化を推定できる。
ドコモによると、「気象病」は気圧の変化で自律神経が乱れることで発生し、自律神経の乱れは免疫力にも影響を及ぼすといわれているといい、アプリは気象の変化と生活習慣の両面から免疫力への意識を高めることに役立つとしている。
新機能では「免疫力判定」と「気圧変化の振り返りと免疫力増加のアドバイス」を提供する。「免疫力判定」は、週に一度、ユーザーの免疫力の変化を推定し、状態を数値とグラフで分かりやすく表示する。
「気圧変化の振り返りと免疫力増加のアドバイス」では、週一回度、一週間の気圧変化の振り返りを表示し、気圧変化と利用者の免疫力判定結果に影響を与えた生活習慣情報に基づいたアドバイスを伝える。
例えば「今週は気圧が大きく変化する時間がとても長く、体調が悪化しやすい期間が長いと予想されます。体調が悪くなった場合に周りに協力してもらえるように相談し、なるべく安静にできる時間を確保できるようにしましょう」といった内容が配信される。
ドコモは、これまで「免疫力推定AI」を始め、「血圧上昇習慣推定AI」や「フレイル推定AI」などのヘルスケア推定AIを自社のヘルスケアサービス「健康マイレージ」だけで提供してきたが、「頭痛ーる for スゴ得」での提供を契機に、今後は健康管理アプリ「dヘルスケア」を始め、さまざまなパートナー企業のサービスでも展開していく考え。