アガティカ、月8万円まで決済手数料ゼロの病院向けQR決済アプリのAndroid版

キャッシュレス決済事業スタートアップのアガティカ(山口・宇部市)は11月18日、病院やクリニック向けQRコード決済アプリ「玉円(ギョクエン)ペイ」のAndroid版をリリースしたと発表した。

「玉円ペイ」は病院・クリニック向けのQRコード決済アプリ。決済手数料は1カ月の決済総額が8万円までは0%で利用できる。8万円を超える分は1.25%の手数料がかかる。導入費用は無料で、決済端末が不要のため、病院やクリニックは低コストでの導入できるとしている。11月11日にiOS版の提供を開始した。

アガティカによると、医療分野では、決済手数料など、さまざまな要因により他業種に比べてキャッシュレス化が遅れており、特に保険診療では診療報酬の上昇幅に比べ物価上昇率が大きく、病院やクリニックの経営は厳しい状況のため、キャッシュレス決済の導入による負担増加への忌避感が強く、導入を断念する医療機関が多いという。同社では、こうした課題解決で、病院やクリニック向けQRコード決済アプリを開発したとしている。