ザ・ファージ、保健医療分野のAI開発やデータヘルスと医療DXの推進で明治など4社と連携
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糖尿病治療用アプリ開発のザ・ファージ(東京都渋谷区)は10月30日、保健医療分野のAI(人工知能)の研究開発や、データヘルスと医療DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進などで、4社と提携すると発表した。
提携したのは明治、TOPPAN、医療コンサルティングのメディヴァ(東京・世田谷)で、残り1社の社名は非公開。4社とは基本合意書を締結した。「保健医療分野のAI研究の推進」「データヘルスの推進」「医療DXの推進」「研究開発を通じたデータセット構築」で連携する。
具体的には、「保健医療分野のAI研究の推進」で、従来のコンピューターサイエンス分野に加え、医療やヘルスケア特化のAIで効果的な応用や課題解決の議論と研究に取り組む。「データヘルスの推進」では、国民の健康寿命の延伸を目的に、ヘルスケアデータの収集と解析を行い、国民の健康状態を可視化し、予防医療や健康増進活動を支援する。
「医療DXの推進」は、ウエアラブルやAI技術で医療現場の効率化とサービス向上して患者の負担軽減を図る。診断支援ツールや予測モデルも開発する。「研究開発を通じたデータセット構築」については、ウエアラブル機器を使ったヘルスケア基盤モデル開発し、医療やヘルスケアデータの収集と利活用を促進する。モデル開発にあたっては、大規模データ取得プロジェクトに参画する。
ザ・ファージでは、今回の連携について、AIを活用した医療データ活用の推進と、データヘルス、医療DXを促進するの重要な一歩としており「データヘルスや医療DX、AI研究の協創を通じて国民の健康寿命の延伸と持続可能な社会保障制度の実現に貢献することを目指します」(德永翔平・CEO)としている。