クラフター、大阪市立総合医療センターが法人向け生成AIプラットホーム導入

SaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を手掛けるクラフター(東京・港区)は10月21日、大阪市立総合医療センター(大阪市)が、社内資料参照用の法人向け生成AI(人工知能)プラットホーム「Crew(クルー)」を導入したと発表した。

「Crew」は、チャットGPTをビジネスで安全に利用するためのプラットホーム。個人情報などの検出、従業員の権限管理、社内文書に基づく会話支援を提供する。GPT-3.5、GPT-4、GPT4o、GPT4-Turbo、Claude3.5Sonnet、Gemini1.5Proを搭載し、複数のLLM(大規模言語モデル)が利用できる。

大阪市立総合医療センターでは、「Crew」を医事課、施設課、総務課、財務課、医療安全管理部などで、あいさつ文の作成や文書の要約、誤字脱字の確認といった汎用(はんよう)的な用途での利用で導入した。導入後は、予想以上に多くの職員が使用しており、引き続いて利用を促進する。また、今後は医事統計データを活用した経営分析や、院内の独自データを使った活用方法も検討する。