LIMNO、鳥取・佐治町で生活支援サービス活用したオンライン診療の実証実験

「スーパーアプリ」の画面イメージ

LIMNO(リムノ、鳥取・鳥取市)は10月16日、鳥取市が市内の民間企業と構築を進める、生活支援サービス「スーパーアプリ」で、鳥取市佐治町国民健康保険診療所(佐治診療所)、システム開発などのアクシス(鳥取市)と連携し、佐治町で「オンライン診療」の実証実験を10月21日に行うと発表した。

「スーパーアプリ」は、LIMNOが提供する専用タブレットから、さまざまな行政や民間のサービスが受けられるサービス。日本海ケーブルネットワークと鳥取テレトピアが持つケーブルネットワークの通信インフラを活用し、市報の閲覧や電子図書館の利用、防災・交通情報などの行政サービスに加え、アクシスの日用品や食品などのネット注文サービスの利用や、新日本海新聞社の電子版新聞の閲覧ができる。

今回のオンライン診療の実証実験は、佐治町で医療サービス環境の維持と継続の課題解決を目指した取り組み。診療から処方薬の受け取りまで一気通貫した形式で実施し、佐治診療所に所属する医師1名、看護師2名が担う業務負担を軽減する。実証当日は、佐治町余戸公民館で、LIMNOのタブレットと佐治診療所のパソコンを接続。ビデオ通話でオンライン診療を行い、効果や課題を検証する。鳥取市では、市内のリソース活用の可能性と医療サービスを安定確保する方法の1つで実施するとしている。